あれクリ - Allez! Christel

コンピューターやインターネットについて。たまにクリステル。
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「「超」発想法」
「超」発想法」 野口悠紀雄 (2000)

「超」シリーズの発想本。良書なので買って、手元に置いて、おりにふれて読むことをオススメします。以下は本書の要約です。

基本5原則
1. 発想は既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして発想無し。
2. アイディアの組み換えは、頭の中で行われる。(カードやマニュアルは補助手段である)
3. データを頭に詰め込む作業(勉強)が大事
4. 環境が発想を左右する (周囲の人間、課題、集中できる環境など)
5. 強いモチベーションが必要 (インセンティブも)

発想はどのように行われるか p.76
1. 創造的な活動においては、あらゆる可能な組み合わせをいちいち比較考慮するのではなく、直感的な判断によって無意味な組み合わせを最初から排除している。この直感的判断を支配しているのは、「審美的感情」である。
2. 重要な科学的発見の多くは、偶然のきっかけで得られたように見える。しかし、重要なのは、それに先だって、発見者が「考え続けていた」ことである。これが潜在的な意識の活動を始動し、そこで発想が行われていたと考えられる。
 したがって、発見のプロセスを、没頭期、潜伏期、啓示期に分けてとらえることができる。

発想の敵たち
事大主義と権威主義
本人の中身は空虚であるのに、権威によりかかって自分を大きく見せようとする「事大主義」と「権威主義」は、発想の最大の敵である。学者には、この病にかかった人が多い。彼らの文章には権威の引用しかないので、容易に判別できる。
p.80
1. 中身がないのに、引用がやたらと多い。「マルクスによれば」「ケインズによれば」・
経済の動きを理解するための理論ではなく、「経済学学」になっている。
2. 「私は○○と考える」「私の意見では××である」という一人称代名詞が現れない。必ず「・・・と言われている」「・・・が学会の大勢である」などとなる。あるいは「よく知られているように」「・・・といわれて久しい」となる。主張すべき自分の考えを持っていないから、こうした表現になるのだ(逆にいえば「私は・・」と書いてある論文は、信頼できることが多い)
3. 簡単な内容をことさら難しく書く。一度読んだだけではわからないような複雑な構成の文章だ。内容の貧弱さを暴露させないためには、人を寄せ付けないことが必要であり、そのために難解さの壁を築くのである。それが嵩じて、難解さこそが重要だと勘違いしているのだ(本当に優れた作品は、読者に理解してもらおうという迫力に満ちており、素直に頭に入る)

異質なものの排除 外国の拒否、新技術の拒否など
思いこみや先入観
単純分類を信じてしまうこと 「文系vs理系」など

自信の欠如 発想を難しく考えすぎないこと
そこそこの小市民的満足やマンネリズム 気風を刷新すること

官僚的組織 先例主義と形式主義、横並び意識
失敗が許されない組織

発想法
創造的剽窃行為 過去に成功したモデルを新しい問題に応用する
「明かりのあるところ」を探せ
モデルの有用性 抽象化 他分野への転用
逆向きに考える 
図を用いる(2x2マトリクスなど)
帰納法を使う
簡単な場合や特殊な場合を考える(0、1、再帰)
マニュアル的な発想法は労多くして功少なし

発想の環境
仕事に現役であり続け、考え続けること
散歩の効用
メモの準備をしておく
テレビを除外する
ブレインストーミングは有効
問題意識を持ち能動的に読書する
インターネットは有用だが、質を確保しにくい、異質なものとの接点がなくなるなど欠点がある

パソコン
編集がいくらでもできるので、とりあえず書くこと
GREPの有用性
webや電子辞書の活用

「情報を捨てる技術」
情報を捨てる技術―あふれる情報のどれをどう捨てるか」諏訪邦夫 (2000)

麻酔医があふれる情報の処理の仕方について書いた本です。ガイドとしてかなり役に立ちます。
処理できる情報の量は限られている
p.8
「本はよく読むけれど内容の整理が悪い」とか、「インターネットによくアクセスしているが、役立てているとは思えない」という人を見かけ、自分自身も、そう感じることがあります。
情報の入手だけで疲れ果てているということでしょうか。
一方で、「情報処理」などそこそこにしている人が独創的な研究を完成したり、マーケティング調査とは無縁の会社がヒット商品を生む例も知ってます。
つまり、「情報を得る努力」は、「頭を働かせてその情報を使う努力」とバランスをとらねばなりません。
「情報を獲得する」のは使うためであり、その情報を処理する能力、つまり頭脳の働きは有限です。「頭を使う」ことにこそ意義があるので、情報を取り込むのはその補助に過ぎません。「情報の獲得に全力を傾注する」のは筋違いです。

レジュメ
1.情報全般
1.寿命の極端に短い情報は捨てる
 使う前に価値が消滅するから。週刊誌・ワイドショーなどにつきあう必要はない。
2.くり返し登場する情報は捨てる
 今、見逃してもいつでも拾えるものは捨てる
3.発信者が理解していない情報は捨てる
 自分ではわかっていても人にうまく説明できないレベルと他人に上手に説明できるレベルでは段違いの理解度を必要とする。
4.手に負えない情報は捨てる
 「今の自分には無理」なら捨てる。読めない外国語の情報も捨てる。
5.類書が10冊あったら9冊は捨てる
 1冊にしっかり目を通す(これはちょっと疑問)
6.「装飾」情報へのこだわりを捨てる
 単行本と文庫では大して変わらない
7.リズムが合わない情報を捨てる
 「リズム」「体質」に合わないものは身につかない。本にも「思考のリズム」がある。
8.迷ったら捨てる
 所詮迷うほどの情報だと思う
9.専門誌の記事や論文などの捨て方
 タイトル、用紙、図表に目を通す
10.捨てるべき「講演」「講義」
 講演には書籍とは異なるナマの価値がある

2.ネット情報
・「インターネットは情報の宝庫」という意識を捨てる
・「つないでから探す」という態度を捨てる
・ネットの無駄時間を捨てる(10分ほどで区切る)
・一度ネットを切ると頭が冷やされてよい。プリントアウトもよい

パソコン利用法についてはちょっと古い(Win95時代ぽい)

・出力は最高の捨て方
 メモ、手紙、論文、本などにして出力する

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